2020年全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 鈴鹿大会

大会開催日 :2020年10月31日(土)~11月1日(日)

開催場所  :三重県鈴鹿市 鈴鹿サーキット(5.821km)

出場クラス  :JSB

ゼッケン   :36

エントリー名 :Team ATJ

ライダー   :岩田 悟 選手

 

10月31日(土) 予選 (天候:晴  コース:ドライ)

Race1グリット:11位 1st time:2'06.907秒

Race2グリット:11位 2nd time:2'07.717秒

 

10月31日(土) 決勝レース 1(天候:晴  コース:ドライ)

決勝結果 :11位 (13Pt獲得)

Best Time 2'08.347秒

 

11月1日(日) 決勝レース 2(天候:晴  コース:ドライ)

決勝結果 :8位 (16Pt獲得)

Best Time 2'07.279秒

 

【シリーズランキング6位獲得!自己ベストタイムも6秒台まで更新!】

 

2020年度 全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦が、三重県鈴鹿サーキットにて開催されました。ライダー岩田選手が得意とする鈴鹿サーキット、ウィークを通して気温が低い環境でしたが、天候には恵まれテストを順調に消化する事ができ、土曜日の予選・決勝レース1へ臨みました。

予選では、FRタイヤの跳ねる症状が発生する中、ライダーの頑張りでチーム目標である2分6秒台に入れる好走を見せ、11番手グリットを獲得しました。決勝レース1を見据え、順位よりもセット確認に重点を置いて走行。基本姿勢、FI、タイヤ選択等のデータを収集し、結果をチーム内で整合した上で決勝レース1へ臨みました。

スタートより、タイヤのウォームアップ性能も含めたセットが機能し、#36岩田選手は、1コーナーで6台を交わし、#36岩田選手、#71加賀山選手、#17清成選手、#72濱原選手、#25亀井選手、#75前田選手のセカンドグループのトップ3番手に立ちました。

 

決勝レース1、予選で同じ6秒台を出している#71加賀山選手、#72濱原選手、#75前田選手、#25亀井選手と5台との混戦が予想される中スタート。得意のスタートが決まりオープニングラップで9番手までポジションアップ、8秒台をキープし周回をしますが、3Lap目に#75前田選手にパスされじりじりと離されて10番手へポジションダウン。その後もタイムを安定させレースを消化していきますが、後続よりペースを上げてきた#44関口選手との一騎打ちとなり、10LAP目の高速コーナー130Rで痛恨のコースアウト。ライダーの適切な対応で転倒を回避でき、11番手にポジションを一つ落とし、そのままチェッカーとなりました。

 

日曜日の決勝レース2、昨日よりレースタイムを上げるべく、サスペンションセット変更とフレームの締結剛性関係を見直し、予選グリットよりレースへ臨みました。レース1と同様にスタートに成功した#36岩田選手は、#33渡辺選手、#71加賀山選手、#72濱原選手の5番手グループに付き、7秒台前半のペースを維持し周回を重ね、前半で後続グループと5秒以上の差をつけ中盤戦へ入っていきます。

グループトップを目指しペースをキープしようとしますが、前半のハイペースが影響し、中盤以降タイムを維持する事が難しくなり、徐々にグループに離され単独の8番手となってしまいます。その後もペースをキープできずに9秒、10秒台に入る厳しい展開となりますが、前半で稼いだ差に助けられ、後方から迫ってきた#44関口選手にかわされることなく、最終戦シングルフィニッシュの8番手でチェッカーを受ける事ができました。

 

新型コロナウィルス拡大防止対策等により凝縮したシーズンとなりましたが、メカニックとライダーが共に大きく成長し、関係者と応援いただいている皆様を笑顔にすることができた、良いシーズンとなりました。2021年も背伸びせずに、Team ATJらしいレースをしていきますので、温かいご声援を宜しくお願い致します。

Team ATJ監督 中津原 尚宏

 

■ライダー 岩田 悟 コメント

シーズンにおいてご協力いただいたすべての皆さんに感謝いたします。コロナ禍の大変なシーズンになりましたが、新型CBR1000RR-Rを一から仕上げていき、一戦ごとに着実にステップを踏むことができました。初めてのJSB1000クラスフル参戦でしたが、レーシングライダーとしても成長できましたし、ライダーとして選んでいただいたATJさんに心より御礼申し上げます。今年培ったことを来シーズンに、来年の鈴鹿8耐にしっかりつなげていきたいですね。引き続き応援よろしくお願いいたします。