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社員インタビュー

獨古 颯太

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学生時代の経験が、今ここで活きている。

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獨古 颯太

開発エンジニア

獨古 颯太

2019年新卒入社

所属部署 : 事業統括部 車両技術第1事業部 3課
出身学校 : 日本自動車大学校自動車研究科 3D-CAD設計製造コース
担当している開発領域 : 空力 風洞実験オペレーター

Q.ATJに入社したきっかけを教えてください

学生フォーミュラでエアロ班としてCFD解析を担当し、空力性能の向上に取り組みました。限られたリソースの中で、最適解を導くプロセスに大きなやりがいを感じ、空力開発の面白さと奥深さに魅了されました。その経験を通じて、「より実践的で精度の高い空力開発に携わりたい」という思いが強まり実車開発に近い環境で空力に関われる企業を志望するようになりました。ATJでは空力に関わる部署があると知り自分の経験やスキルが活かせると思い、入社を決意しました。

Q.印象に残っているチャレンジや、成長を実感した経験を教えてください

お客様から依頼を受けて取り組んだコースティングダウン計測では、単なる測定作業にとどまらず、作業マニュアルやデータフォーマットの整備にも注力しました。これにより、作業のばらつきを抑え、誰が担当しても一定の品質と再現性を保てる体制を構築することができました。業務の定型化や標準化は、チーム全体の効率化と信頼性向上に大きく貢献したと感じています。さらにOJTを通じて、私以外にも対応可能なメンバーを育成し、属人化の解消にもつなげることができました。この経験を通じて、技術力だけでなく、仕組みづくりやチーム全体の成長を意識する視点が身についたと実感しています。

Q.普段の働き方について教えてください

私たちの職場では、フレックスタイム制を導入しています。ただし、風洞設備の運用は朝7時から夜22時までと幅広いため、チームメンバーで早番・遅番に分かれて柔軟に対応しています。各自の生活リズムや家庭の事情も考慮しながら、効率的にシフトを組んでおり、無理なく働ける環境づくりを意識しています。 フレックスタイム制度を活かして、仕事とプライベートのバランスをとりながら、チーム全体で業務を円滑に回せるよう心がけています。

Q.プライベートとの両立はどのように図られていますか?

仕事では集中力や緻密さが求められる分、休日はキャンプやロードバイク、カメラといった自然の中での趣味を楽しむことで、心身のリフレッシュを心がけています。オンとオフをしっかり切り替えることで、結果的に仕事にも良い集中力や発想力を持ち込めていると感じます。

Q.今後、どのようなエンジニアを目指していきたいですか?

昨今の開発現場ではDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進んでおり、それに伴い空力開発でも、風洞実験といった実機ベースからCFDなどのデジタル技術中心へと移行しつつあります。私はその移行期にいるエンジニアとして、風洞での現場経験を通じて得た“実データ”に基づく知見が自分の強みだと考えています。今後はその知見をベースに、CFDやデジタルツールを活用して、より広い視野で空力開発に関われるエンジニアを目指したいと思っています。シミュレーションと実験、それぞれの精度や限界を理解したうえで、両者をつなぐ“ハイブリッドな立場”として価値を発揮し、お客様へ最適な提案ができる人材になりたいと考えています。

Q.モノづくりに興味のある方へメッセージをお願いします

ATJでは、「こういうものを作ってみたい」「こんなことに挑戦してみたい」といった目標や意志を持つ人にチャンスを与えてくれる環境があります。自分の思いを形にできる場所が、ここにはあります。モノづくりは、失敗と試行錯誤の連続です。しかし、その過程で得られる知識や達成感は、何にも代えがたいものです。自分の手で何かを生み出す喜びを感じたい方には、ぜひ一歩踏み出してほしいと思います。