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具体的な業務内容
性能と未来を創る
開発エンジニア

モビリティの性能を試験・評価を通じて磨き上げる仕事です。実車走行や台上テスト、最新の計測機器を駆使し、エンジニアとしての知識と感性を活かして、次世代モビリティの開発に貢献します。

実車による性能試験・評価

開発エンジニアの主な役割の一つは、実車を使った性能評価です。テストコースや公道での走行テストを通じ、ブレーキ性能、走行安定性、乗り心地、耐久性、法規適合性など、実際の使用環境を想定した試験を実施して車両の性能を多角的に評価します。最新の計測機器を活用してデータを収集し、エンジニアとしての感性とデータ分析を組み合わせて高品質なモビリティの実現に貢献します。

部品単体による性能試験・評価

部品単体の性能を正確に評価するため、各種テストを実施します。実車の使用環境を再現し、部品の特性に応じた試験を行うことで、耐久性・機能性・安全性を詳細に評価します。

電動車両(EV/HEV)と自動運転技術の開発

電動車両や自動運転システムの検証・評価を担当し、次世代モビリティ技術の進化を支えます。実験データを基に安全性や信頼性を検証し、新技術の性能を最大限に引き出す改善提案を行います。新しい評価手法の開発にも取り組み、未来のモビリティを形作ります。

データ解析と改善提案

実車、単体テストで得られたデータを解析し課題を明確化。収集した試験データを詳細に解析し、結果を元に性能向上や改善のための提案を行います。関連部門やお客さまと連携し、実験で得られた知見を活かして、具体的な改善案を次期モデル製品の開発にも貢献します。

試験基準や評価手法の策定

車両の品質を保証するため、試験基準や評価方法を策定します。市場ニーズや法規制の動向を踏まえた評価基準を設定し、新技術導入時には基準の見直しや最適化を実施。製品の品質向上に欠かせない仕組みづくりをリードします。

仕事の魅力

開発エンジニアとして活躍する先輩社員に、日々の業務内容やこの職種ならではの魅力について伺いました。次世代モビリティを支える最前線での挑戦や、仕事を通じて得られるやりがいについて、リアルな声をお届けします。

開発エンジニア

海老原 直人

モビリティエンジニアリング第1事業部
2012年新卒入社

電動パワーステアリングシステムの単体解析および実車適合性開発に従事。現在は開発プロジェクトに電動パワーステアリングシステム担当として取り組んでいる。

Q.開発エンジニアの仕事で、特に重要となるスキルや考え方は?

開発エンジニアの仕事では、問題を早期発見し、それを解決するための論理的な思考力と分析力が欠かせません。テストのデータを的確に読み解き、実態の把握と改善策を提案するスキルが求められます。また、製品の安全性と品質を両立させる為にも、より良い物を求める姿勢と学び続ける意欲が必要です。

Q.開発エンジニアの業務で、特に印象に残っているプロジェクトは?

特に印象に残っているのは、フルモデルチェンジ車両の開発プロジェクトです。私はこの車両の電動パワーステアリングシステムを担当し、関連部門と密に連携しながら、求められる性能を実現しました。
開発の過程では、性能構築と背反する課題が発生しましたが、関連部門と協力しながら解決策を検討し、一つひとつ課題をクリアすることができました。最終的に狙いの性能を達成できたことで、大きな達成感を得るとともに、チームや関連部門との連携の重要性を改めて実感したプロジェクトとなりました。

Q.開発エンジニアの職種ならではの魅力は?

開発エンジニアの最大の魅力は、自分が携わった技術や製品が、実際の市場に出て様々な人に使用していただける瞬間を目にできることです。特に、実車テストなどを通じて得た成果が、製品の品質向上につながることに、自身の成長とやりがいを感じます。また、技術の最前線で新しい挑戦を続けられる環境があることも、この職種ならではの魅力です。

1日のスケジュール

開発エンジニアの仕事は、テストコースでの実車評価や試験室での性能評価など、様々な場所で行われます。実験やデータ分析はもちろん、関係部署との打ち合わせなど、日々メリハリのある業務に取り組んでいます。ある開発エンジニアの1日のスケジュールをご紹介します。

9:00

出社/予定・メールチェック

当日の予定やメール対応を行い、お客様や社内からの問い合わせを確認。業務を開始します。

9:30

打合せの準備

打合せ内容を確認し、議題が円滑に進むよう要点を整理します。

10:00

打合せ

関連部門と課題解決策を検討し、具体的な対策と日程調整を行います。

11:00

実車テスト準備

午後のテストに向け、テスト車両・試験部品・解析ツールを準備し、走行テストに備えます。

12:30

昼休憩

施設内の食堂で、同僚と食事を取りながらコミュニケーションを図ります。

13:30

実車テスト実施

乗り味やステアフィールを確認し、仕様違いの部品を組み替えながら、走行データ収集と官能評価を行います。

18:30

テスト結果まとめ

テスト結果と官能評価の意見を共有し、目標性能達成に向けた妥当性を検討します。

19:00

退社

1日の業務を終えて退社。

※勤務時間はフレックスタイム制を採用しているため、状況に応じて調整可能です。

※テストの内容や進行状況により、スケジュールは柔軟に変動します。