2022年全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 もてぎ大会 レポート

 

2022年度 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦が、栃木県モビリティーリゾートもてぎにて開催されました。 今年は昨年の課題を改善する為、動力・制動・制御のスペックアップパーツを投入、合わせて走行データのよりタイヤ性能を可視化し、オペレーターとライダーで情報を共有し、タイヤ性能を最大限に使えるような取り組みを事前テストより行い、開幕戦へ臨みました。

 

ウィークは気温が低く、タイム更新が難しい環境となりましたが、岩田選手が立ち上がりで一番加速度がでるロール角度やスリップ率などを意識して走らせる事で、コンディションが悪い中でも、自己ベストに近い1分49秒中盤のタイムを記録し、レース1:7位、レース2:6位グリッドを獲得し決勝を迎えました。

 

決勝レース1はスタート7番手のポジションをキープし1周目を終え、岩田選手はタイヤにうまく熱を入れる事ができず、6番手の#29岡本選手と徐々に差が開いてしまいました。中盤以降は49秒台も記録しペースも安定してきたが、前半のギャップを埋める事ができず、単独7位でチェッカーとなり、車体姿勢に課題が残るレースとなりました。

 

2022R1もてぎ

 

決勝レース2、レース前より小雨が降り出し、スリックを選択するライダーもいる微妙なコンディションの中スタートが切られました。岩田選手はレインを選択しスタート、序盤は制御の影響により思うようにペースを上げ有れず9番手まで後退してしまう、原因はハーフウエットコンディションの中で、レインモードをセレクトしていた為、出力を抑制しすぎていたようだ、ライダーがコンディションに合わせドライモードへマップを切り替え、中盤以降ペースを上げていき、#16中富選手、#26星野選手、最終ラップに#27作本選手をパスし、6位入賞でチェッカーを受ける事ができました。

開幕戦もてぎ大会、レース1:7位、レース2:6位入賞と、確実に結果を残せた地元もてぎ大会、新たなチームの取り組みが形となった大会となったと感じています。次戦鈴鹿2&4大会においても、もてぎでの課題をしっかりと刈り取りし、岩田選手が得意とする鈴鹿でTeam ATJらしいレースをしますので、ご声援よろしくお願いいたします。

Team ATJ 監督 中津原 尚宏

 

2022R1もてぎ

 

 

岩田 悟選手 コメント

「今年もTeam ATJでJSB1000クラスを戦えることを誇りに思います。これも応援してくださる全ての皆さんのおかげです。結果は満足いくものではありませんが、まずは第一歩を踏み出せました。チームとのコミュニケーションも、3年目となり、すばらしいものになっています。このチームのためにも表彰台に立つレースを、 早いうちに実現したいと思っています。すぐに鈴鹿、そしてオートポリスとレースが続きます。2022年シーズンも応援よろしくお願いいたします」

 

2022R1もてぎ