2022年度全日本ロードレース選手権シリーズ第２戦が、三重県鈴鹿サーキットにて開催されました。　今回の鈴鹿２＆４大会は、４輪最高峰スーパーフォーミュラと同時開催のレース、路面へ４輪タイヤラバーの影響があるなか、鈴鹿８耐を見据えた車体セッティング確認と合わせて、二つの要因を考慮しながらレースに臨みました。予選では、自己ベストタイムには届かなかったものの、決勝レース１、２共に7番手グリッドを獲得し、レースディスタンスを見据えた良いセットアップができ、決勝レース１に臨みましたが、得意のスタートでまさかの失速、一時10位まで順位を落としてしまいましたが、徐々に自身のペースを持ち直し、最終的には７位でチェッカーを受ける事ができましたが、スタートに課題が残るレースとなりました。

 

 

翌日に行われた決勝レース2、朝より雨が降り続く中、前日の失敗を繰り返さないようにスタートモード制御を変更し臨み、好スタートを切り3台をパスし4番手で1コーナーへ、その後も高ポジションを維持しながらレースを消化していましたが、レース中盤に転倒者の影響によりセーフティーカーが介入、RRタイヤにソフトコンパウンドを選択していた事もあり、前半で稼いだ差がリセットされた事で、後半のペース維持が厳しく最終的に７位でチェッカーとなりました。　チャンスをものにできなかったレースにもなりましたが、晴れ、雨共にレースを戦うことで、鈴鹿8耐へ向けては多くの事が確認でき、チーム・ライダー共に実のあるレースとなりました。

次戦大分大会に向け課題もありますが、チーム一丸となり臨みます。今後ともご支援ご協力お願いいたします。

Team ＡＴＪ監督 中津原　尚宏

 

 

■　岩田 悟選手　コメント　■

「今年は今までの反省を生かして一発タイムよりもアベレージを上げる方向でマシン作りを進めて来ています。チームとしては、鈴鹿8耐も見据えて誰が乗っても乗りやすく、コンディションに左右されないバイクにするのが理想なので、いいところをもっと伸ばしていきたいですね。SUGOの事前テストがあるので、そこでいいセットを出して第3戦オートポリス2&4レースにつなげたいです。」