2022年全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦 大分2&4大会 レポート

 

2022年度全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦が、大分県オートポリスサーキットにて開催されました。 今回の大分2&4大会は、国内4輪最高峰スーパーフォーミュラーと同時開催のレースであり、4輪タイヤラバーの影響を加味しながら、次戦を見据えた車体セッティングやギヤレシオ確認など、次のステップへ向けた新たな取り組みを行いレースウィークに臨みました。 予選はウエットからドライへ切り替わっていく難しいコンディションをレインタイヤで予選に臨み、グリップを確認しながらの走行となる。予選終盤にドライタイヤのライダーにかわされ順位を落としたが、決勝レース1-10番、レース2-9番でグリッドを獲得し決勝に臨む事となりました。

 

 

決勝レース1は得意のスタートが決まり1コーナーまでに7台抜きの2番手で通過、しかし序盤リズムが掴めず徐々にポジションを下げてしまい、最終的に3台の7番手争いを制し7位チェッカー。サスやギヤレシオ等多く課題が残るレースとなりました。

決勝レース2はレース1で出た課題への対策としてのギヤレシオ変更とスタッフの知識と経験とデータから検討した姿勢や、サスへの変更も加え、朝フリー20分間での確認となりました。スポジティブ部分、ネガティブ部分が半々でレース投入の判断に迷いましたが、一段階上でレースをする為の取り組みであると考え、最終的に投入を決めレース2へ臨みました。 レース1同様にロケットスタートを決め 1コーナー5番手で通過、ポジションをキープする為、岩田選手は多くのプッシュをし、昨日よりタイム落ち幅は少ないものの、ベストタイムは約1.0秒遅くポジションを下げました。多くの事を確認し、今後につながるデータを取りながら9位でチェッカーを受けてくれました。 次戦に向けてデータの蓄積ができましたので、方向性を決めて菅生大会に臨みたいと思います。

次戦菅生大会も、チームスタッフと地道な作業を積み重ね、しっかり結果へ結び付けますので、今後ともご支援ご協力お願いいたします。

Team ATJ監督 中津原 尚宏

 

 

■ 岩田 悟選手 コメント ■

「今回は結果こそ満足いくものではありませんでしたが、チームと今までにないほどチャレンジしたラウンドになりました。マシンセット的には、外したといってしまえば、それまでですが、いいところも悪いところもありました。それはレースを走り切ったからこそ分かったこともありましたし、次戦以降に生かせる部分も新たに分かったので、それは大きな収穫だったと思います。すぐにSUGOラウンドがあるので、またチームと共に精一杯走ります。引き続き応援よろしくお願いいたします」