SUPER GT 2020 RD.3 鈴鹿

SUPER GT  500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2020  Rd.3 鈴鹿レポート

 

新型コロナウイルスの影響で、3会場のみでの開催となっている今シーズンのSUPER GT。第1戦、第2戦と富士スピードウェイにて行われましたが、今回の第3戦目は鈴鹿サーキットに会場を移しての開催となりました。本来であれば開幕前に鈴鹿でのテスト走行を実施しているはずだったのですが、コロナの影響でテスト走行も叶わずデータが少ないなか今回の鈴鹿を迎えました。ただ、鈴鹿サーキットは山本尚貴選手も牧野任祐選手も得意とするサーキットであるため、ここで表彰台を獲得しチャンピオン奪還に向けて弾みをつける重要な1戦であることは間違いありません。

 

■8月22日(土) 予選日■

公式練習  曇り 気温33℃ / 路温47℃

この日は朝から天候に恵まれ、30℃を超える気温のなか公式練習が始まりました。今年初めて鈴鹿を走行するということで、限られた時間のなかで車両のバランス確認やタイヤの評価をするべくチーム一丸となって作業を進めました。走行時間を優先しながらも、セッションの最後にはPITWORK練習も行い、決勝でのピット作業の準備もしっかり行いました。

 

予選Q1  晴れ 気温34℃ / 路温51℃

午後になり、気温はさらに上昇して迎えた予選。予選Q1は山本選手が担当しました。コースオープンして3分が過ぎた頃にコースイン。アタックに向けて走りこみます。山本選手は1分47秒488のタイムを出しますが、それを上回る車両が多く、RAYBRIG NSX-GTはQ1を8位で通過。なんとかQ2に繋げることができました。 (※GT500クラスは15台中上位8位がQ2に進出することができる)

 

予選Q2  晴れ 気温34℃ / 路温48℃

Q2を担当したのは牧野選手です。タイヤの状況を考慮して、コースオープンしてから2分後にコースイン。アタックに向けて周回を重ねます。牧野選手は1分48秒122のタイムを出しますが、Q2でもそれを上回る車両の方が多く、RAYBRIG NSX-GTは8番手でQ2を終えました。

 

■8月23日(日) 決勝日■

決勝スタート  晴れ 気温32℃ / 路温49℃

前日まで、決勝日は雨予報となっており各チームとも雨のレースを想定していましたが、決勝当日を迎えると予選日同様の快晴。猛暑のなかの決勝となりました。昨日の予選結果をもってRAYBRIG NSX-GTは8番手からのスタートです。スタートドライバーは牧野選手です。牧野選手はスタート直後に早くもポジションを1つ上げることに成功します。GT300車両の接触により1周目からセーフティカー(略:SC)が導入されます。5周目からレースが再開。ここで前方のNo.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTがタイヤトラブルにてリタイア。ポジション6番手に浮上します。

 

さらに9周目にはNo.17 KEHIN NSX-GTを抜き5番手、15周から16周目にかけてさらに3台をオーバーテイクし、レース開始から16周の時点で2番手まで追い上げることに成功しました。その直後、本日2度目のSCが導入され、ポジション2番手でSC周回を重ねます。23周目にレースが再開。リスタートでは後方を大きく引き離し、24周目にRYBRIG NSX-GTはピットイン。ここで山本選手に交代します。実質ポジション2位をキープのままコースへ戻り、前方をいくNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rを追撃します。その後3度目のSCが入りながらもポジションを守り続け、RAYBRIG NSX-GTは2位表彰台を獲得して3戦目を終えました。

 

1戦目、2戦目と着実に入賞を獲得してきたうえで、今シーズン初の表彰台を獲得することができました。3戦目の時点でシリーズランキングは3位にまで上がることができました。表彰台に上がれたものの、私たちチームの目指すところは表彰台の頂点です。次回は地元であるツインリンクもてぎにて9月12日・13日に行われます。引き続き優勝目指して戦っていきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。