SUPER GT 2021 RD.3 鈴鹿

SUPER GT  500クラス

#1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2021  Rd.3 鈴鹿レポート

 

新型コロナウイルスの影響で延期されていたRd.3鈴鹿が開催となりました。本来は5月に予定されていたのですが、先にRd.4もてぎが行われたことで気候やサクセスウェイトが異なる条件下での鈴鹿大会となりました。前戦のRd.4もてぎでTEAM KUNIMITSUは見事ポールトゥウィンで今季初優勝を獲得。今回からサクセスウェイトに加えて燃料リストリクターの制限も加わり、より厳しい条件で戦うことになります。シリーズ中盤戦で厳しい条件ながらも確実にポイントを獲得できれば終盤でのチャンピオンシップ争いに残ることができるので、1つでも多くのポイントが重要となる一戦です。

 

■8月21日(土) 予選日■

公式練習  晴れ 気温26℃ / 路温28℃

前日の設営日にはバケツをひっくり返したような雨が降るほど、鈴鹿は雨空に覆われていました。予選日もその名残があり、公式練習開始前にはウェット宣言が出されていたもののなんとかドライタイヤでスタート。牧野選手からマシンの確認を行い、ピット練習も交えながら山本選手も走行し、順調に公式練習を進めました。

 

予選Q1  晴れ 気温27℃ / 路温31℃

Q1を担当したのは山本選手です。予選開始から1分経過した頃にコースイン。いつもより少し早めにアタックラップに向けて周回を始めます。4周目にアタックし、タイムは1分46秒310。しかしそれを上回る車両が多く、STANLEY NSX-GTはQ1を11番手で終えました。サクセスウェイトの重さが結果に反映してしまい、Q2進出は叶いませんでした。

 

■8月22日(日) 決勝日■

決勝レース  晴れ 気温31℃ / 路温43℃

前日の予選結果をもってSTANLEY NSX-GTは11番手からのスタートとなります。決勝日も降りそうで降らない空模様に悩まされ、スタート前グリッドでは雨雲レーダーを確認しながらドライバーとエンジニアが話す様子もありました。スタートドライバーは牧野選手です。予想よりも高い路面温度がタイヤを苦しめ、後方車両とのバトルも最終的には先行を許してしまいます。その間も牧野選手は冷静に車の情報を無線でチームに伝え、後半に向けて準備を進めます。13番手を走行していた18周目にSTANLEY NSX-GTはルーティンのピットインを行いました。ATJメカニックが素早くピット作業を行い、山本選手をコースへ送り出します。アンダーカットに成功し、全ての車両がピットインを終えた段階で8番手となりました。そこからさらに山本選手が猛追劇を繰り広げます。28周目に7番手、30周目に集団争いを攻略し5番手、そして39周目には4番手まで浮上し表彰台圏内までポジションを上げました。その後も前方車両を捕らえるべく走行しますが、STANLEY NSX-GTは4番手でフィニッシュとなりました。表彰台獲得とはなりませんでしたが、サクセスウェイトを多く積んでいる車両の中ではトップの成績で終えることができました。

 

 

今大会の結果によって、No.1 STANLEY NSX-GTはシリーズランキングトップに浮上しました。次戦は、9月11日(土)・12日(日)に2年ぶりの開催となるスポーツランドSUGOにて行われます。 引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします!