SUPER GT 2018  Rd.7 AUTOPOLISレポート

今シーズンも残り僅か2戦となりました。舞台は九州オートポリスサーキットです。

前回の菅生大会での優勝をもって、現在TEAM KUNIMITSUはシリーズランキング1位。今回の成績が最終戦でシリーズチャンピオン争いをできるかどうかに大きく影響してきます。

 

1020() 予選日■

公式練習:曇り 気温11 / 路温15

“天空のサーキット”と呼ばれるほど標高が高い位置にあるオートポリス。そのため朝晩の気温はぐっと下がります。9時からの公式練習では気温11℃とタイヤの温まりにくい環境のなか、山本選手からスタートし車やタイヤの確認を行いました。

ほとんどのサーキットは車体の右側から給油を行うのですが、オートポリスはコースレイアウトの関係でピットに戻ってくる車両の向きが変わり、左側から給油を行います。そうすると、ATJメカニックのピット作業も作業員の立ち位置が変わるので、ピット作業練習も入念に行いました。

 

予選Q1:晴れ 気温15 / 路温34

昼過ぎになると気温が上がり始め、予選時には路温は34℃まで上昇しました。Q1はジェンソン・バトン選手が担当します。Q1開始6分を過ぎた頃、バトン選手がコースインします。バトン選手は132854で一時トップになりましたが、その後他車もタイムを伸ばし、RAYBRIG NSX-GT5番手でQ1を終えました。

予選Q2:晴れ 気温15 / 路温32

Q2を担当したのは山本選手です。Q2開始時刻になると、各車コースインのタイミングを狙う独特の空気がサーキットを包みます。RABRIG NSX-GTは残り7分を切ったところでコースイン。ライバルが好タイムを叩きだすなか、山本選手も132151と、好タイムを出しましたが結果は3番手。TOP3NSXが独占する結果となりました。

 

 

1021() 決勝日■

決勝スタート時:晴れ  気温26 / 路温37

前日の予選の結果をもって、3番手の位置からスタートです。スタートドライバーはジェンソン・バトン選手です。

予選トップ3台がNSX勢と、HONDA勢がレースをリードするかのように見えましたが、徐々に後続のLEXUS勢がペースを上げてきます。RAYBRIG NSX-GT5番手で周回を重ねている頃、GT300車両がコースアウトをしてセーフティーカー(以下:SC)が導入されました。チームはSCが終了したのと同時にピットに入り、ドライバー交代を行う作戦を計画します。監督からピットインの指示が飛び、メカニックは準備をし始めピット内が慌しい雰囲気となりました。SCが終了したのと同時に車両がピットに戻ってきます。ここでドライバーが山本選手へと代わり、ATJメカニックが確実なピット作業を済ませコースへ送り出します。

山本選手はコースに戻ると、タイヤのケアをしながら周回を重ねます。40周目を過ぎたあたりからNo.8 ARTA NSX-GTを、その翌周にはNo.17 KEIHIN NSX-Gを追い抜き、予選で先行されていたHONDA2台の逆転に成功します。その後も、ポジションアップを狙って奮闘しましたが、RAYBRIG NSX-GT5番手でレースを終えました。

今回のレースを終え、いまだランキングトップの座におりますが、No.1 KeePer TOM’S LC500が同率1位に浮上し、シリーズ争いはより激化しました。

 

 

次回はいよいよ最終戦です。1110日・11日に我々のホームとなるツインリンクもてぎで開催されます。シリーズチャンピオンをかけた熱い戦いを、ぜひサーキットで応援してください。

よろしくお願いいたします!!