SUPER GT 2019 Rd.2 富士
SUPER GT 500クラス
#1 TEAM KUNIMITSU
SUPER GT 2019 Rd.2富士レポート
今回の富士は500kmレースで、ドライバー交替を2回行う長丁場のレース。車の速さだけでなく、チームのレース戦略やピット作業などの総合力が試される一戦となります。前回の開幕戦が悔しい結果に終わったTEAM KUNIMITSUは、ここで少しでも多くのポイントを狙いたいところです。
■5月3日(金) 予選日■
予選Q1:曇り 気温22℃ / 路温36 ℃
午前中の公式練習では、山本選手・バトン選手が車両に乗り込みセットの確認を行いますが、なかなか思うようなタイムが出ず苦しい状況が続いていました。
予選前にさらに調整を行い挑んだQ1。Q1ドライバーは山本選手です。Q1残り7分半を切ったところでコースインしました。他車がタイムを出していくなか、#1 RAYBRIG NSX-GTは1分28秒486を記録。ですが、ライバル勢のタイムが上回り、#1 RAYBRIG NSX-GTはQ1を12番手でフィニッシュ。Q2進出とはなりませんでした。
■5月4日(土) 決勝日■
決勝スタート時:雨 気温18℃ / 路温25℃
決勝終了時:くもり 気温13℃ / 路温17℃
午前中は好天に恵まれていましたが、午後のウォームアップ走行の頃には、場所によって雨が降り始める不安定な天候となりました。決勝スタート前のグリッドウォークでは本格的な雨が降り始め、さらには遠くで雷の音まで聞こえるように。
そのため、開幕戦に続き今回もセーフティーカー先導でのスタートとなりました。昨日の予選の結果をもって12番手からのスタート。スタートドライバーは山本選手です。周りを走る車両のタイヤの発動が早く、最下位まで順位を落としてしまいます。その後雨も強まり、落雷の危険も出てきたことから赤旗が出され、レースが中断となりました。
30分程すると天候も回復しレースが再開。その後山本選手は少しずつ順位を取り戻していきます。23周目には7位までポジションを上げました。
雨が上がった後のレース再開で、路面が徐々に乾いてきた39周目に#1 RAYBRIG NSX-GTはピットイン。バトン選手に交代します。
他のチームよりも早めにピットインしたことと、メカニックのミスない作業で4位まで順位を上げることに成功します。
ドライタイヤに履き替えた#1 RAYBRIG NSX-GTを操るバトン選手ですが、まだ完全に路面が乾いていない難しいコースコンディションのなか大幅なポジションダウンもなく走り続けます。
76周目で2回目のピットイン。再び山本選手に交代します。
残すところ34周。後方には#17 KEHIN NSX-GTが接近し、長い間4,5位争いを繰り広げます。その一方で狙っていた前方を走る#39 DENSO KOBELCO SARD LC500を、残り5周になった ところでオーバーテイク。ついに3番手に浮上します。山本選手はそのまま順位をキープし続け、#1 RAYBRIG NSX-GTは3番手でフィニッシュすることができました。
予選12番手からの3位表彰台。決勝へ向けてドライバー、エンジニア、メカニックが一丸となって車を立て直し、長丁場のレースを生き残り、表彰台に上がれたのは、まさにチームの「総合力」があっての結果でした。
ATJメカニック、エンジニアにとっても、今後の自信に繋がる1戦でした。
次回は5月25日(土)・26日(日)に鈴鹿サーキットで行われる第3戦。
今後とも応援よろしくお願いいたします!!