SUPER GT  500クラス

#1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2019 　Rd.3鈴鹿レポート

昨年から300kmレースに変更された第３戦鈴鹿。Rd.1岡山とRd.2富士は天候に恵まれず厳しいレースとなりましたが、今回は設営日から今年1番の暑さになるほどの好天でした。雨が降らないことは良いことですが、予想以上に暑くなることもレースにとっては悩みの種。予定していたセッティングが合わなくなる可能性があるからです。

Rd.2富士はセッティングに悩みながらも表彰台に上がることができたので、鈴鹿サーキットを得意とするTEAM KUNIMITSUとしては、ここでもしっかりと上位でポイントを獲得しておきたい1戦です。

 

■5月25日(土) 予選日■

予選Q1：晴れ　気温28℃ / 路温41 ℃

午前中の公式練習では、山本選手・バトン選手が車両の確認を行いますが、狙いのセッティングではなかなか思うようなタイムが出ず、選手・エンジニアが話し合いながらセッティング調整を進めました。

予選前にさらに調整を行い挑んだ予選Q1。ドライバーはバトン選手です。Q1残り8分を切ったところでコースインしました。路温が上昇してアタックが難しいなか、#1 RAYBRIG NSX-GTは1分46秒740を記録。5番手でQ1を突破しました。

 

予選Q2：晴れ　気温  28℃ / 路温  41℃

路温・気温ともにQ1と同じコンディションでQ2がスタートしました。Q2を担当するのは山本選手です。残り6分半を切ったところでコースイン。1分46秒519で4番手をマークしましたが、後からアタックする他車のタイムが上回り、Q2は7番手でフィニッシュとなりました。

 

■5月26日(日) 決勝日■

決勝：晴れ　　気温29℃ / 路温39℃

決勝日も好天に恵まれ、決勝スタートはこれまで雨天の影響でセーフティカー(以下:SC)先導でのスタートでしたが、今回は今シーズン初めてパトカー先導のパレードラップでのスタートでした。予選の結果をもってRAYBRIG NSX-GTは7番手からのスタート。スタートドライバーは山本選手です。

レース開始4周目には#16 MOTUL MUGEN NSX-GTをオーバーテイクし、6番手に浮上しました。前を走る#8 ARTA NSX-GTを追うなか、17周目にGT500車両がコースアウトし、SCが導入されました。SC走行中に、RAYBRIG NSX-GTはピットインのタイミングをSC走行終了時にすることを決めました。22周終わりにSCがピットに戻ると同時にRAYBRIG NSX-GTもピットイン。同じタイミングを狙っていたチームが多く、次々に車両がピットへ戻ってきます。そんな慌ただしい状況でも、ATJメカニックは冷静かつ確実にピット作業を終えて再びマシンをコースへ送り出します。

前方を行く#16MOTUL MUGEN NSX-GTにタイヤトラブルが発生し、RAYBRIG NSX-GTは5番手にポジションを上げました。さらにポジションをあげるべく、バトン選手が走行を続けていた43周目、GT300車両との接触で左前タイヤがバーストしてしまいました。ここでRAYBRIG NSX-GTは緊急ピットイン。

バーストしたタイヤを交換してコースへ復帰しますが、ポジションを大幅に下げることに。チェッカーを受ける事はできましたが、13位という結果で3戦目を終えました。

予想外の出来事でポイントを獲得できずに序盤戦が終了してしまいましたが、気持ちを切り替えて次戦に向けて準備を進めていきます。

 

次回の舞台は海外！Rd.4Thailandが6月29日(土)・30日(日)に行われます。今後とも応援よろしくお願いいたします！！