SUPER GT  500クラス

#1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2019 　Rd.4 Thailandレポート

第4戦目は唯一の海外ラウンド。タイのブリーラム県にあるチャン・インターナショナルサーキットでの一戦です。

SUPER GT全８戦中、４戦目ということで折り返し地点となる今大会。TEAM KUNIMITSUにとっては苦しいレースを重ねてきた序盤戦だっただけに、今大会では好成績を獲り、後半戦へ臨みたいところです。

 

■6月29日(土) 予選日■

予選Q1：晴れ　気温33℃ / 路温39 ℃

毎年タイは酷暑の中でのレースというイメージがありますが、今年は設営日から薄曇りの天気が続き、比較的過ごしやすく感じるなかでの予選日でした。

午前中の公式練習では、山本選手・バトン選手が車両の確認を行いました。

そして気温が33℃まで上昇した15:20に予選Q1がスタート。Q1担当ドライバーは山本選手です。

Q1残り7分半分を切ったところでコースインしました。

路温が高くアタックが難しいなか、#1 RAYBRIG NSX-GTは1分24秒028を記録。7番手でQ1を突破しました。

 

予選Q2：晴れ　気温34℃ / 路温48℃

路温が50度近くまで上昇した頃、10分間のQ2がスタートしました。Q2を担当するのはバトン選手です。Q1と同じく残り7分半を切ったところでコースイン。

1分23秒736のタイムで、7番手でフィニッシュとなりました。

 

■6月30日(日) 決勝日■

決勝：晴れ　　気温33℃ / 路温48℃

予選日までの薄曇りの天気が一転、決勝前のグリッドウォークでは立っているだけで汗が噴き出るような酷暑となりました。各ドライバーは車両に乗り込む直前までクーリングをしながら、スタートの時を待ちます。

 

国内大会とは違い、警察車両のパレードラップはなく、フォーメーションラップが終わってすぐのスタートとなります。スタートドライバーは山本選手です。昨日の予選の結果をもって７番手からのスタートです。GT500クラスは全15台いるなかで7番手はまさにど真ん中のポジション。周囲とのポジション取りがとても難しい状況で、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rと接触をしてしまいます。この接触でバランスを失いますが、コースにとどまりそのまま周回を続けました。25周を過ぎた辺りから各車ピットインを始めるなか、車の調子をみながらNo.1 RAYBRIG NSX-GTは34周目までひっぱりました。34周を終えたところでバトン選手に交替します。

バトン選手に交替してからわずか２周目に、No.16 MOTUL MUGEN NSX-GTと接触しタイヤがパンクしてしまいました。バトン選手からの「タイヤがパンクした！」との無線でメカニックは替えのタイヤを大至急準備。緊急ピットインした車両にタイヤ交換だけ行い、すぐにコースへ送り出します。

コースに復帰したものの、リアウィングに大きなダメージを確認。レース続行は難しいと判断し、再びピットイン。ガレージ内に車両を戻し修復作業にとりかかります。このままリタイアという選択肢もありましたが、チームの意向で次戦へ向けての準備として修復後にはコースへ復帰。12番手でチェッカーを受けました。

鈴鹿大会に続き、TEAM KUNIMITSUにとって厳しいレースとなったタイ大会。次戦こそは良い結果をつかみ取るべく、準備してまいります。

 

次戦は8月3日(土)・4日(日)に富士スピードウェイにて開催されます。今後とも応援よろしくお願いいたします！！