SUPER GT 2022 Rd.7オートポリスレポート

SUPER GT 500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2022  Rd.7オートポリスレポート

 

残すところ2戦となったSUPER GT 2022シリーズ。第7戦では、これまで積み重ねてきたサクセスウェイト(1)は半減されるため、No.100 STANLEY NSX-GT26Kgのウェイトを載せて戦います。前戦は雨で苦しいレースとなりシリーズランキングは8位につけています。チャンピオンの可能性を残して最終戦に臨むためにも、今回はとても重要な一戦です。

※1サクセスウェイト・・・各大会で獲得したポイントに応じて、マシンにウェイトを積むSUPER GTルールのひとつ。
重くなるほど不利になるため、毎戦同じマシンが強いということがなくなる。

 

 

■10月1日(土) 予選日■

公式練習  天候:晴れ 気温22℃ / 路温31℃

オートポリスは標高の高いところに位置しているためこの時期はすでに寒く、天候も不安定なことが多いサーキットですが、予選日は夏のような暑さと青空が私たちを迎えてくれました。午前中の公式練習では山本選手から走行を開始し、マシンの確認を行っていきました。オートポリスはピットロードを逆方向に走行するため、このサーキットに合わせて給油口の位置を左右入れ替えるなどの必要があります。それに伴い、決勝でのピット作業もメカニックのポジションがいつもと違うので、ドライバーも含めた入念なピット作業練習を行いました。

 

予選Q1 天候:晴れ 気温25℃ / 路温39℃

Q1を担当したのは山本選手です。午後はさらに気温が上昇し路面温度は39度にも昇りました。路面温度が予想よりも高いため、予選終了間際でのトップタイム獲得を狙って、ピットで2分半待機してからコースイン。アタックラップに向けて周回を重ねます。4周目に出した1分32秒140は全体の2番手を獲得!Q2の牧野選手へバトンをつなぐことができました。

 

 

予選Q2 天候:晴れ 気温24℃ / 路温36℃

Q2の牧野選手はQ1を走行した山本選手からのアドバイスを受け、アタックラップまでの周回数を減らすため更に長い時間ピットで待機しました。牧野選手は予選時間から4分を過ぎた頃ようやくコースイン。3周目には1分31秒867のタイムを叩き出しました!これでポールポジション獲得!かと思いきや、最後に他車がそれを上回り、予選は2番手で終えることとなってしまいました。

 

 

■10月2日(日) 決勝日■

決勝レース 天候:晴れ  気温25℃ / 路温43℃

この日も夏のような暑さのまま、決勝レースを迎えました。前日の予選結果をもってNo.100 STANLEY NSX-GTは2番手からのスタートです。スタートドライバーは牧野選手です。今回もオープニングラップから前方車両を仕留めにかかりましたが、なかなか追い抜くことができず2番手を守りきりながら走行を続けます。22周を完了してNo.100 STANLEY NSX-GTはルーティンのピット作業を行いました。ドライバーは山本選手に代わりコースへ送り出しますが、翌周に後方を走行していた車両にピット作業で逆転されてしまいます。それでも全車がピット作業を終了した時点で2番手をキープ。ピット作業での差を取り戻すべく山本選手が猛追します。しかし、レース後半になるとタイヤが消耗してきてしまいペースを上げることは難しく、後方との2番手争いが続きました。ラスト10周は後方の車両にピタリとつかれた状態でしたが、前方を許すことなく最後まで走り続けてくれて、見事2番手でチェッカーを受けることが出来ました。 本来であれば優勝を狙えるレースだっただけに、2位といえども悔しさの残るレースとなってしまいました。しかし、今回表彰台を獲得したことで、最終戦にチャンピオン獲得の可能性を残すことができました。

 

 

次戦はいよいよ最終戦。11月5日(土)、6日(日)にATJのホームである栃木県はモビリティリゾートもてぎにて開催されます。引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします。