SUPER GT 500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2023 Rd.7 オートポリス 450km レポート

 

まずはじめに、前戦の菅生大会のクラッシュで検査入院を続けていた山本尚貴選手は、怪我の状況により今シーズン残り2戦を欠場することとなった。ATJとしても1日も早く山本選手の笑顔が見られる日を心待ちにしている。

 

■10月14日(土) 予選■

 天候：くもり　気温18℃ / 路面温度23℃

 

今大会から木村偉織選手が合流し、牧野選手・木村選手のコンビで戦うことになる。午前中の公式練習は、マシンのセットアップはもちろん木村選手の慣熟走行も優先的に行った。牧野選手をはじめ、サポートで帯同してくれた武藤選手からもアドバイスをもらいながら予選のシミュレーション走行も行った。 予選はQ1を牧野選手が担当し、1分32秒038のタイムで4番手でQ1を通過。ホンダ勢の中ではトップタイムで通過した。Q2は木村選手が担当したが、1分34秒464のタイムとなり8番手獲得で決勝を迎えることとなった。

 

 

 

■10月15日(日) 決勝■

 天候：晴れ　気温17℃ / 路面温度25℃

 

今回は450kmレースのため、2回のピット作業が義務付けられている。スタートドライバーは牧野選手が担当。スタート直後のマシンが多く連なるなかを上手くドライブし、順調に周回を重ねた。1回目のピットインは15周を終えたところで、給油作業・タイヤ交換を済ませて再び牧野選手が担当。ペースアップが厳しいながらも根気強くレースを進めた。牧野選手が走っている間、木村選手は無線からマシンの情報を聞きとり、自分の走行に向けて集中を高めていた。2回目のピットインは52周終わりに実施。ここで給油作業・タイヤ交換に加えてドライバーが木村選手に交代。レースも後半に差し掛かりコースコンディションも厳しくなってくるなかで、うまくタイヤと燃料をコントロールしながら走行を続け、9位でチェッカーを受け入賞することができた。 なお、前戦で大破したマシンを復活させ、今大会で入賞したことを評価されZF Awardというメカニックに贈られる賞を受賞。短い期間でマシンを仕上げ、ノートラブルでレースウィークを終えることができたことでATJメカニックたちもホッと胸を撫でおろしていた。

 

 

次戦はいよいよ最終戦、11月4日(土)・5日(日)にモビリティリゾートもてぎにて開催される。

 

最後に、菅生でのマシンクラッシュ後SNSでも多くの応援メッセージをATJに届けてくださり、ファンの皆様には大変感謝しております。引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします。