SUPER GT 2020 RD.1 富士

SUPER GT  500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2020  Rd.1 富士レポート

 

2020シーズンもGT500クラスNo.100 TEAM KUNIMISUのメンテナンスをATJが担当させていただくことになりました。ドライバーは新たに牧野任祐選手が加わり、山本選手とコンビを組みチャンピオン奪還を目指します。
今シーズンは新型コロナウイルスの影響でレーススケジュールが大幅に変更となり、7月にやっと開幕戦を迎えます。当初はタイ・マレーシアを含む全8戦で予定していましたが、サーキットは富士・鈴鹿・もてぎの3か所に絞り、レース関係者も入場者数を制限するなど、厳重な新型コロナ対策を行いながら開催されます。現時点で4戦目までは無観客開催が決定しており、景色がいつもと異なるなかでの開幕となりますが、今年はHONDAにとってフロントエンジン搭載のNSX-GTに進化し、チームとしても新たなドライバーコンビで参戦する、期待のできるシーズンです。

 

 

■7月18日(土) 公式練習■

公式練習:曇り 気温20℃ / 路温22℃

開幕戦に関しては、レーススケジュールが予選と決勝を同日に行うワンデーレース形式での開催となり、土曜日の走行は午後の公式練習のみでした。日中降っていた雨は止んだものの、公式練習スタート予定時刻には霧が濃くなり、セッション開始時刻が1時間以上も遅れてスタートしました。 開幕戦を控えた同サーキットでの公式テストから車の調子は良く、今回の公式練習も順調に車両の調整を行います。今大会の公式通知で「悪天候により予選がキャンセルになった場合、決勝グリッドは公式練習のベストタイムが採用される場合がある」という通達が出ており、公式練習最後のGT500クラス占有走行では、各車予選さながらのタイムアタックを行いました。RAYBRIG NSX-GTは占有走行を牧野選手が担当。雨がちらつくコンディションのなか、1分27秒248でGT500クラストップの成績でこのセッションを終えました。

 

 

■7月19日(日) 予選・決勝日■

予選Q1:曇り 気温23℃ / 路温34℃

ワンデーレース形式ということで、午前中に予選、午後に決勝が行われる慌ただしいスケジュールのなか予選が開催されました。 前日の天気とは打って変わり、晴れ間ものぞくような天候で、Q1が始まるころには路面も乾き完全なドライコンディション。Q1は山本選手が担当しました。残り7分を切ったところでコースイン。周回を重ね、アタックラップには1分26秒937を叩き出し、トップに浮上します。しかしその後、他車がそのタイムを上回り、山本選手はQ1を2位で終えました。

 

決勝スタート:曇り  気温26℃ / 路温39℃

決勝前のウォームアップ走行の頃には天候がさらに良くなり、路面温度はさらに上昇。夏を感じるような天候のなか、ついに開幕戦がスタートしました。午前中の予選結果をもってNo.100 RAYBRIG NSX-GTは4番手からのスタート。スタートドライバーは山本選手です。オープニングラップで前方のNo.36 au TOM’S GR Supraをとらえ、3位に浮上します。その直後、他車のクラッシュにより2周目にセーフティカー(SC)が導入されました。クラッシュ車両の回収後6周目でレース再開。山本選手は3位を走行。12周目には2位へポジションを上げました。23周目に一つポジションを落とすも3位をキープしたまま30周目にNo.100 RAYBRIG NSX-GTはピットイン。ドライバーは牧野選手に交代です。

 

コースに3番手で復帰。トップと大きく差がついているなか、38周目に2度目のSCが導入され、トップ車両との差がなくなりました。No.100 RAYRIG NSX-GTにとってはチャンスでもありましたが、SC明けのレース後半のTOYOTA勢の猛追によりポジションキープは難しく、6番手でチェッカーとなりました。 TOP5がGR Spuraという結果に終わった開幕戦富士。6番手というものの、HONDA勢トップの成績を収めました。次戦は同じ富士スピードウェイで3週間後に開催ということで、準備期間は短いですが今回のデータをもって次戦こそ表彰台に上がるべくしっかり準備して参ります。 今シーズンはサーキットでの応援が難しい状況が続きますが、TEAM KUNIMITSUの応援とその中で活躍するメカニックのATJメンバーにご期待ください!!