SUPER GT 2020 RD.2 富士

SUPER GT  500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2020  Rd.2 富士レポート

 

コロナ禍でスケジュールが大幅に変更になった今シーズンですが、7/19に開幕することができました。3週間のインターバルを経て、同じ富士スピードウェイにて2戦目が行われました。今シーズンは富士・鈴鹿・もてぎの3サーキットのみでの開催となり、同じサーキットで連戦というのはとても稀なケースですが、前回のデータを活用して戦うことができるメリットがあります。開幕戦では予選4位、決勝6位という結果でしたが、公式練習ではトップタイムをマークするなど、RAYBRIG NSX-GTも速さを見せています。
前戦の経験を活かして2戦目ではさらに上のポジションで終えられるよう、ATJメカニックとしてもしっかり準備をして2戦目に臨みました。

 

■8月8日(土) 予選日■

公式練習  曇り 気温29℃ / 路温43℃

開幕戦は、予選と決勝を同日に行うワンデーレース形式での開催でしたが、今大会は例年通りの土曜日予選、日曜日決勝のスケジュールで行われました。レーススケジュールも違いますが、気温も開幕戦とは大きく異なりました。梅雨が明けた富士スピードウェイは前回よりほぼ10℃高い29℃。路面温度は43℃にも上りました。90分間行われた公式練習は、車のバランスやタイヤを確認しながら順調に行われました。GT500クラス/300クラスの混走時間終了のタイミングと、GT500占有走行の終わりにピットワークの練習も行いました。
GT500占有走行では牧野選手が1分28秒062でトップタイムをマーク。予選に向けてとても良いかたちでセッションを終えました。

 

予選Q1  曇り 気温27℃ / 路温35℃

予選Q1は牧野選手が担当しました。コースオープンして2分が過ぎた頃にコースイン。アタックに向けて走りこみます。すると、牧野選手が1分27秒328でトップに躍り出ました。その後他車が次々にアタックしますが、牧野選手のタイムには及ばず、RAYBRIG NSX-GTはQ1を1位で通過しました。

 

予選Q2  曇り 気温27℃ / 路温35℃

Q2を担当したのは山本選手です。コースコンディションはQ1と同じため、ほぼ同じタイミングでコースイン。アタックに向けて周回を重ねます。山本選手は1分28秒119をマークし、トップに浮上。ですがその後、他車がこのタイムを上回り、RAYBRIG NSX-GTは7番手でQ2を終えました。今回のQ2は上位4台の差が僅か0.495秒という熾烈な争いとなりました。

 

■8月9日(日) 決勝日■

決勝スタート  曇り 気温30℃ / 路温40℃

決勝日も雨に降られず、時折日差しが眩しいほどの天候となりました。今大会も66周の300kmレース。
RAYBRIG NSX-GTのスタートドライバーは牧野選手です。前日の予選結果をもって7番手からのスタートです。グリッド4列目からのスタートということで、スタート直後のバトルが激しくここでポジションを9番手に落としてしまいます。しかし6周目には他車を追い抜き8番手へポジションアップ。その後も7番手争いにまで加わるほど猛追を続けます。

 

28周目にRAYBRIG NSX-GTはピットイン。山本選手に交代します。全てのチームがピットインを終えた頃には7番手を走行。その後もポジションを落とすことなく周回を重ね、56周目にはNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraを捉え6番手にポジションアップ。さらにファイナルラップにもポジションを上げ、RAYBRIG NSX-GTは5番手でフィニッシュとなりました。


前戦の成績よりもポジションは上ですが、同じNSXが優勝したことで、チームとしては悔しい結果となりました。 次戦はあっという間。2週間後の8月22日、23日に鈴鹿で行われます。気持ちを切り替えて、次戦を完璧な車両で戦えるようにしっかり準備してまいります。 引き続き画面越しでの応援をよろしくお願いいたします。