SUPER GT 2018  Rd.5富士レポート

SUPER GT 500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

前回の第4戦タイから約1か月。昨年まで富士大会は300kmレースでしたが、今年からこの第5戦富士は500マイル(807km)のレースとなり、全8戦のなかで最も長い距離を戦うレースへ変わりました。さらに例年以上の猛暑も重なり、戦略的にも体力的にも展開の読めない厳しいレースが予想されます。

 

 

84() 予選日■

公式練習:晴れ 気温28 / 路温35

富士スピードウェイは標高の高い位置にある涼しいサーキットの印象ですが、今大会は連日の猛暑の影響で公式練習スタートの8:40時点で気温が30℃近くまで上がっていました。山本選手からスタートした練習走行では、車のバランス確認から順調にテストメニューをこなしていきました。走行中のドライバーからのコメントも良く、無事に公式練習を終えることができました。

予選Q1:晴れ 気温31 / 路温44

Q1ドライバーは山本選手が担当しました。予選時間残り9分頃に各車コースイン。山本選手もアタックを開始します。次々に各車がタイムを出すなか、残り3分前頃にRAYBRIG NSX-GT129464を叩き出し、一時トップに出ました。このままQ1突破確実かと思われましたが、その後他車が次々に好タイムを出し、RAYBRIG NSX-GT9番手となりました。8番手までがQ2へと進出できるため、RAYBRIG NSX-GTは今シーズン初のQ1敗退となりました。8番手との差はたったの0.086秒でした。Q2に進出できなかった事はとても悔しいですが、長丁場のレースなので挽回のチャンスは大いにあります。車の調子も良いので、前向きな気持ちで決勝日に挑みたいと思います。

 

85() 決勝日■

決勝スタート時:曇り  気温32 / 路温47

今回のレースは約807km(177)のレースで、4回のピット作業が義務付けられています。つまり、山本選手とバトン選手が5回に分けて交互にドライブしていくこととなります。スタートドライバーは山本選手が担当しました。昨日の予選結果をもって、9番手からのスタートです。途中17号車KEIHIN NSX-GTとの接触で14位までポジションダウンしてしまいました。接触による車への影響は少なく、そのまま粘りの走行を続けます。その後、第2スティントのバトン選手の時に黄旗追い越しのペナルティを受けてしまいます。一度ピットロードに戻り、10秒のペナルティストップを余儀なくされますが、その後の第3・第4スティントも安定した走りを続け、ポジションを上げていくことができました。

 

 

ピットイン回数の多いレースでは、ピット作業のタイムも順位に大きな影響を及ぼすこととなりますが、ATJメカニックは安定したピット作業を披露しました。ピット内で見守るお客様から思わず拍手が出ることもありました。4回目のピット作業ではポジションを1つ上げることもでき、レースに大きく貢献できたと思います。

その後も最後のスティントを担当した山本選手が確実に周回を重ね、予選順位を大きく上回る5位でフィニッシュすることができました。シリーズランキングとしては3(HONDA勢トップ)を獲得しています。

猛暑のなか5時間にも及ぶ長い戦いでしたが、誰一人体調を崩すことなく、無事にレースウィークを終えることができました。

次回は915日・16日に菅生サーキットで第6戦が行われます。引き続き応援よろしくお願いいたします。