SUPER GT 2020 RD.5 富士

SUPER GT  500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2020  Rd.5 富士レポート

 

2020シーズンも後半戦に突入し、5戦目となる今回は会場を富士スピードウェイに戻して行われました。今年は新型コロナウイルスの影響で、3つのサーキットに会場が絞られているため、富士では3回目の戦いとなります。3回目の富士とはいえ各車のコンディションは変化しており、これまで着実にポイントを獲得し続けているRAYBRIG NSX-GTは64kgのウェイトハンディとなり、規則上47kgのウエイトと燃料リストリクター調整※を受けての参戦となるため、これまでよりも厳しいレースになることが予想されます。 また、前半戦の4大会は無観客開催で行われてきましたが、今大会からファンの皆様を迎え入れての開催となり、チームとしてもより一層気合の入る一戦となりました。

※課されたウェイトハンディが50kgを超えた場合、燃料流量リストリクター径の調整を併用したハンディが課されます。

 

■10月3日(土) 予選日■

公式練習  曇り 気温22℃ / 路温32℃

この日の富士スピードウェイは曇り。山本選手と牧野選手が交代で走行し、車両のバランス確認を行います。セッションの途中にはドライバー交代も含めたピット作業の練習も行い、どんな状況でピットインしてきても素早く作業ができるようにと、入念に確認をおこないました。

 

予選Q1  曇り 気温21℃ / 路温30℃

Q1を担当したのは山本選手です。コースオープンから2分が過ぎた頃にコースイン。アタックに向けてウォームアップ周回を重ねます。山本選手は1分28秒856をマーク。しかしそのタイムを上回る車両の方が多く、Q1を13番手でフィニッシュ。Q2進出とはなりませんでした。

 

 

■10月4日(日) 決勝日■

決勝レース  曇り 気温22℃ / 路温29℃

前日の予選の結果をもって13番手からのスタートです。スタートドライバーを担当するのは牧野選手です。オープニングラップで他車の接触があり、上手くかわした牧野選手は8番手に浮上。ここで先ほどの接触によりセーフティカー(略:SC)が導入されます。レース再開後の6周目に前方車両を抜き7番手、さらに上位にいた車両がドライブスルーペナルティを受たこともあり牧野選手は6番手までポジションを上げることに成功します。 その後も5番手争いを繰り広げながら周回を重ねますが、6番手ポジションのままピットイン。山本選手に交代します。ATJメカニックが素早いピット作業で車両を送り出し、上位を走行していたNo.8 ARTA NSX-GTをアウトラップで追い抜くことに成功。ピット作業で大幅にタイムを稼いだことになります。全車ピットインを終えた時点でRAYBRIG NSX-GTは3番手に浮上しました。

 

その後も山本選手が猛追を続けますが、周囲のペースが良く5番手までポジションダウンしてしまいます。 そこからしばらくポジションキープの周回が続き、レース残り10周のところで前方車両のNo.37 KeePer TOM’S GR Supraをオーバーテイクし4番手に浮上。しかし、残り7周のところで再び奪い返されRAYBRIG NSX-GTは5番手でチェッカーを受けました。

 

今シーズンに入って初めてファンの皆様の前でレースをすることができました。入場者数の制限やピットウォークがないなど、例年通りとはいきませんが、グランドスタンドから沸き起こる拍手の音が聞こえてきた時はとても感動しました。次戦も皆様の応援を力にして戦って参ります。

次戦は10月24日(土)25日(日)に鈴鹿サーキットにて行われます。

引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。