SUPER GT 2021 RD.1 岡山

SUPER GT  500クラス

#1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2021  Rd.1 岡山レポート

 

2021シーズンもGT500クラスTEAM KUNIMITSUのメンテナンスをATJが担当させていただくことになりました。昨シーズンの最終戦に劇的な勝利を掴み2020シリーズチャンピオンを獲得することができたTEAM KUNIMITSU。今年はディフェンディングチャンピオンの称号であるカーナンバー1をつけて戦います。ドライバーは引き続き山本尚貴選手・牧野任祐選手のコンビですが、昨年末から病気療養中の牧野選手に代わり、武藤英紀選手が山本選手とコンビを組み開幕戦を戦います。新型コロナウイルスの影響でレーススケジュールが大幅に変動した昨シーズンでしたが、今年は例年通り4月の岡山で有観客開催をすることができました。TEAM KUNIMITSUは今年からマシン名がSTANLEY NSX-GTに代わりカラーリングも一新され、新たな気持ちで連覇を目指します。

 

■4月10日(土) 予選日■

公式練習  晴れ 気温8℃ / 路温21℃

まだ寒さが残りつつも、春の青空に恵まれた予選日。オフシーズンテストで岡山での走行はしているものの、レースは2年ぶり、またFR仕様になってからは初めての岡山戦ということもあり、午前中の公式練習では山本選手・武藤選手が丁寧に車のバランス確認を行いました。決勝で行われるピットワークは、今シーズン新たな体制になったため、公式練習中にATJメカニックもピットワーク練習を入念に行いました。No.1 STANLEY NSX-GTは公式練習では1分18秒525のタイムで3番手となり、順調に走行を重ねていきました。

 

予選Q1  晴れ 気温15℃ / 路温33℃

Q1を担当したのは武藤選手です。日差しが強く、予選が行われた午後には路面温度が33℃まで上昇していました。 アタックラップに向けて周回を重ね、4周目に1分18秒826のベストタイムをマークするも、TOYOTA勢が次々に好タイムをマーク。No.1 STANLEY NSX-GTは11番手でQ1を終え、Q2進出とはなりませんでした。

 

■4月11日(日) 決勝日■

決勝レース  晴れ 気温19℃ / 路温33℃

2年ぶりの西日本でのSUPER GT開催を祝福するかのような晴天となった決勝日。午前中に行われたオープニングセレモニーでは、監督・ドライバー・メカニックがグランドスタンドに向かって整列し、開幕戦特有の緊張感に包まれました。昨日の予選の結果をもってNo.1 STANLEY NSX-GTは11番手からのスタートとなります。スタートドライバーは武藤選手です。フォーメーションラップ2周を経てレースがスタート。スタートから激しい順位争いが繰り広げられ、No.1 STANLEY NSX-GTは13番手にポジションを下げてしまいます。その後、前方車両を捕らえる勢いで走行しますが、7周目でGT300車両がスピンしてセーフティカー(略:SC)が導入され、レースはリセットされてしまいます。13周目にレースが再開されると再び武藤選手が前方車両との間隔を詰め、見事ポジションアップに成功します。しかしその後、後方車両との3台でのバトルで先行を許す結果に。そこからはポジションキープのまま周回を重ねていきます。29周を終えたところでNo.1 STANLEY NSX-GTはピットイン。ATJメカニックの素早いピットワークの結果、同周でピットインした他車よりも先にピットアウトし、見事ポジションアップに成功しました。ドライバーは山本選手に交代。その直後、GT300車両がコースアウトし、それをきっかけに多くのチームがSC導入直前にピットに入ります。すでにピットインを済ませていたNo.1 STANLEY NSX-GTは実質12番手でリスタートを待ちます。40周目にレース再開となり、山本選手が前方車両を猛追。50周目に前方車両が接触してスピン。その混乱を上手くかわした山本選手は10番手までポジションを上げます。その後も53周目に9番手、65周目に8番手まで浮上するも、そこからはポジションキープの状態が続き、No.1 STANLEY NSX-GTは8番手でチェッカーを受けました。

 

我慢の周回が続いた苦しいレースとなりましたが、無事にポイントを獲得しレースを終えることができました。 開催サーキットは昨年よりも増えたものの、まだまだ現地での応援が難しい状況が続きますが、今シーズンもTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いします!またその中で活躍するATJメンバーにもぜひご期待ください!!