SUPER GT 2021 RD.2 富士

SUPER GT  500クラス

#1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2021  Rd.2 富士レポート

 

4月に開幕した2021シーズン。初戦は後方から追い上げるレース展開となりましたが、無事に8位入賞を掴み取りました。2戦目は富士スピードウェイに場所を移し、2年ぶりにゴールデンウィーク中の開催で500kmレースです。今大会から、病気療養中であった牧野選手が第3ドライバーとして復帰。山本選手・武藤選手・牧野選手の3名体制で長い距離のレースを戦います。

 

■5月3日(土) 予選日■

公式練習  晴れ 気温15℃ / 路温25℃

晴天に恵まれた予選日。午前中の公式練習では山本選手から走行を開始し、マシンの状態を確認していきました。後半は牧野選手が走行し、久しぶりのレースに向けてメカニックともピット作業の練習を繰り返し行いました。公式練習の後には、今大会より導入されるFCY制度に向けてFCYテストの走行も行われました。

※FCY制度・・・フルコースイエローの略。コース上でアクシデントがあった際にイエローフラッグが提示され、走行中の全車両が上限80km/hで走行しなければならない。

 

予選Q1  曇り 気温17℃ / 路温28℃

Q1を担当したのは山本選手です。予選開始時刻から2分を経過した頃にコースイン。アタックラップに向けて周回を重ねます。5周目にアタックをしかけるも、タイムは1分28秒649となりNo.1 STANLEY NSX-GTは15番手でQ1を終え、Q2進出とはなりませんでした。

 

■5月4日(日) 決勝日■

決勝レース  晴れ 気温21℃ / 路温35℃

前日の予選結果をもって、No.1 STANLEY NSX-GTは15番手からのスタートです。今回は500kmレースということで、2回のピットストップが義務付けられています。第1スティントを担当するのは山本選手です。フォーメーションラップ2周のあとレースがスタート。スタート直後から山本選手は巧みに前方の車両を抜いていき、みるみるうちにポジションを上げていきます。3周目にGT500車両が1台コース上で白煙を上げてストップ。これによりセーフティーカーが出されました。この時点でNo.1 STANLEY NSX-GTは10番手となり、すでに5つもポジションを上げていました。7周目でレース再開となり、リスタート周でさらにポジションアップ。そこからも前方車両とのバトルが続きますが、ポジションキープの周回が続き30周目に1回目のピットストップを行いました。山本選手から牧野選手へ交代し、コースへ送り出します。ちょうどそのタイミングでGT500車両のタイヤが外れコース上に転がってしまい、レース中で初のFCYが提示されました。タイヤを回収して翌周にリスタート。そこから牧野選手の猛追が始まります。次々に前方車両を仕留めていき44周目には5番手まで浮上しました。47周目にはコース上のパーツ回収のため本日2度目のFCYが導入されますが、FCYのため大きく差が詰まることなく翌周にリスタート。その後も牧野選手はブランクを感じさせない走りを見せ、62周目には4番手までポジションを上げました。 69周目にNo.1 STANLEY NSX-GTは2回目のピットインを実施し、再び山本選手に交代しました。各車2回目のピットインが終わってみると、No.1 STANLEY NSX-GTは5番手。山本選手は少しずつ前方車両との間隔を詰めていきます。96周目、GT300車両がコース脇でストップ。本日3度目のFCYが提示されました。2周のFCY走行が明けた99周目、先頭車両がドライブスルーペナルティ、2番手を走行していた車両がスローダウンとなり、No.1 STANLEY NSX-GTは3番手に浮上しました。チェッカーまで残り10周。周回を重ねるごとに後方車両との差が縮まってきます。No.1 STANLEY NSX-GTは粘り強く走行しましたが、残り3周のところで先行を許すかたちとなってしまい4番手でチェッカーを受けました。

 

4位で終えられたことは、予選からすると好結果ではありますが、本来のチームの実力を考えると満足のいく結果ではありませんでした。次戦に向けてATJとしてしっかり準備を行ってまいります。 引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします!