SUPER GT 2021 RD.5 菅生

SUPER GT  500クラス #1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2021  Rd.5 菅生レポート

 

9月に入り、気づけば2021シーズンのSUPER GTも後半戦に突入しました。5戦目の舞台は新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となる宮城県はスポーツランドSUGOです。前回のRd.3鈴鹿ではサクセスウェイトと燃料リストリクターを搭載した条件下のなか、4位を獲得しランキングトップに浮上しました。今回のRd.5菅生はさらにもう1段階燃料リストリクターが絞られ、ますます厳しい状況にはなりますが、1ポイントでも多く獲得しシーズン終盤につなげていきたい一戦です。

 

 

■9月11日(土) 予選日■

公式練習  曇り 気温21℃ / 路温23℃

前日の夜に雨が降り、予選日朝は路面がまだ濡れていました。しかし公式練習が始まる頃には路面が乾き、ドライでの練習走行がスタートしました。牧野選手からマシンの確認を始めますが、マシンの不調を感じSTANLEY NSX-GTはあまり走行する時間を持つことができませんでした。GT500クラスの占有走行時間には復調し、残り少ない予選までの時間を走行しました。

 

 

予選Q1  曇り 気温24℃ / 路温27℃

お昼のインターバルも最大限に活用して迎えた予選Q1。担当するのは牧野選手です。 予選開始してまもなくSTANLEY NSX-GTはコースイン。アタックに向けて周回を重ねます。4周目に1分10秒783をマークするも上位8台に届かず10番手でQ1を終えました。GT500クラス全車15台の差が1秒以内というとても厳しい予選となりました。

 

 

■9月12日(日) 決勝日■

決勝レース  晴れ 気温29℃ / 路温46℃

前日の曇り空とは打って変わって快晴となった決勝日。秋空が広がっていても夏を感じさせるほどの強い日差しが降り注いでいました。スタートドライバーは牧野選手で10番手からのスタートとなります。好調なスタートを切った牧野選手は2周目に早速前方の1台をオーバーテイクし9番手を走行します。菅生は短く狭いコースのため、しばらく集団のなかでの走行が続きます。苦しい状況のなか、牧野選手は無線でマシンの情報をチームに伝え、チームは後半スティントへの準備を進めていきます。タイヤが路面温度にマッチせず前半の走行は13番手まで下がってしまいました。27周を終えたところでSTANLEY NSX-GTはルーティンのピットインを実施。ATJメカニックがミスのないピット作業を終え山本選手をコースへ送り出します。GT500クラスの車両全てがピットインを終えたのが37周目。その時点でSTANLEY NSX-GTは6番手までポジションを上げていました。

 

 

その翌周、4番手走行の車両がマシントラブルでピットイン。その頃STANLEY NSX-GTは前方車両とバトルを繰り広げポジションを上げることに成功。気づけば4番手に浮上していました。47周目にはコース上でGT500車両に火の手が上がったことでSC(セーフティーカー)導入となりました。SC導入の直前、トップ車両にピット作業違反のドライブスルーペナルティが課され、SC解除後には3番手を走行。64周目にはGT500車両がストレート上でストップしてしまいFCY(フルコースイエロー)導入となりました。翌周にリスタートとなるのですが、ここで前方の車両が上手く加速せず山本選手が前に出ることに成功。65周目、ついに2番手に浮上しました。残りの周回もトップを狙うべく走行しますが、STANLEY NSX-GTは2番手でチェッカーを受けました。 波乱のレースをチーム力で戦い抜き、見事表彰台を獲得することができました。これにより今回もランキングトップの状態を守ることができました。

 

 

次戦も2年ぶりの開催となる九州・オートポリスで第6戦が行われます。次戦はますますハンデが厳しくなりますが、10月23日(土)・24日(日)の開催と少し期間が空きますので、しっかりと準備を行ってまいります。引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします!