SUPER GT 2021 RD.6 オートポリス

SUPER GT  500クラス #1 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2021  Rd.6 オートポリスレポート

 

前戦から約1か月のインターバルを終え、迎える第6戦オートポリス。昨年は新型コロナウイルスの影響で開催されなかったサーキットのため、オートポリスでは2年ぶりの開催となります。STANLEY NSX-GTとして初走行、そしてFR仕様に変更したNSX-GTとしても初めての走行であり、データが少ないなかで戦うことになります。しかし、前戦も厳しい条件のなか表彰台に上がるほどの強いチーム力を魅せたTEAM KUNIMITSU。シリーズランキングも暫定1位をキープしたまま臨む第6戦はサクセスウェイト110kg(実ウェイト50kg+燃料リストリクター3段階ダウン)というレギュレーション上最も厳しい条件で戦います。シリーズ連覇に向けて、厳しくとも着実なレースを行うことが求められる一戦です。

 

 

■10月23日(土) 予選日■

公式練習  天候:晴れ  気温10℃ / 路温16℃

たった2日前に阿蘇山が噴火し開催を心配する声もありましたが、サーキットや周辺都市に影響はなく予定通り予選日を迎えることができました。午前中のフリー走行では、まず山本選手がマシンに乗り込みバランスの確認を行いました。フリー走行の僅かな時間のなかで、走行データの少ないオートポリスを攻略するセッティングを探ります。後半は牧野選手も走行を行い、午後の予選に向けて準備を進めていきました。

 

 

予選Q1  天候:晴れ 気温14℃ / 路温24℃

予選Q1を担当するのは山本選手です。予選開始時刻を2分過ぎた頃にコースイン。タイヤを温めるために周回を重ねます。4周目のアタックラップで1分33秒070をマークするも、その後さらに速いタイムを刻むマシンが多く、STANLEY NSX-GTは13番手でQ1を終えました。課せられたサクセスウェイトにより、とても厳しい予選となりました。

 

 

■10月24日(日) 決勝日■

決勝レース  天候:晴れ  開始時:気温13℃ / 路温21℃

前日の予選の結果をもって、STANLEY NSX-GTは13番手からのスタートです。スタートドライバーは牧野選手です。ハンデの厳しいSTANLEY NSX-GTはオープニングラップで1つポジションを下げるも、3基目のエンジン投入によるペナルティ消化のマシンが順番にコースを離れていき7周目には9番手までポジションを上げます。翌周にはGT300のマシンがクラッシュしFCY(フルコースイエロー)が導入されますが、状況によりすぐにSC(セーフティカー)へ切り替わりました。16周目にリスタートしますが、わずか2周後再びGT300車両のクラッシュによりSC導入。SC周回中にドライバー交代が可能となる22周を過ぎたため、STANLEY NSX-GTはSC明けの24周終わりにルーティンのピット作業を実施。同じタイミングでのピットインを狙ったチームも多く、ピットロードの混雑がありながらも、素早くピット作業を終えて山本選手をコースへ送り出します。

 

 

ピット作業を短時間で終えたことで順位を上げることに成功し、GT500クラスが全車ピット作業を終えた30周の時点でSTANLEY NSX-GTは4番手まで浮上しました。一時は3番手を走行するほど好調な走りを見せていましたが、後半は燃料リストリクターの影響でポジションを守り切ることが難しく、最後は6番手でチェッカーを受けました。

 

 

厳しい条件下でもポイントを獲得し、シリーズランキングトップで終えることができました。残るあと2戦も決して気を緩めずタイトル連覇に向けて準備してまいります。 次戦は11月6日、7日に今シーズン2度目のツインリンクもてぎでの開催となります。ATJの地元である栃木のサーキットで、チームとファンの皆様が笑顔でいられるよう全力で戦います。引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします!