SUPER GT 2022 Rd.5鈴鹿レポート

SUPER GT 500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2022  Rd.5鈴鹿レポート

 

今シーズンも折り返しとなり、後半戦に突入した第5戦鈴鹿。前戦も着実にポイントを獲得し、シリーズランキングは5位につけています。少しずつ増えていくサクセスウェイト(※1)がタフなレースを予感させますが、今大会も450kmと長い距離のレースになるので、チームワークを活かして上位でのフィニッシュを目指します。

※1サクセスウェイト・・・各大会で獲得したポイントに応じて、マシンにウェイトを積むSUPER GTルールのひとつ。
重くなるほど不利になるため、毎戦同じマシンが強いということがなくなる。

 

ピット作業中

 

■8月27日(土) 予選日■

公式練習  天候:くもり 気温30℃ / 路温34℃

陽の光こそ射さないものの、湿度が高く暑苦しさを感じる予選日。午前中の公式練習では山本選手から走行を開始し、マシンの確認を行っていきました。後半は牧野選手もマシンに乗り込み、それぞれが夏の鈴鹿をどのように攻略するか・・・アイディアを出し合いながらエンジニアとセッティング調整を進めていきました。

 

予選Q1 天候:くもり 気温31℃ / 路温38℃

Q1を担当したのは山本選手です。公式練習時よりもさらに路温は上昇。そのためベストなタイミングでの出走を狙って、予選が開始してからも待機するマシンがほとんどでした。No.100 STANLEY NSX-GTは予選時間開始2分後にコースイン。アタックラップに向けて周回を重ねます。4周目に出した1分45秒775のベストタイムは7番手となり、Q2へバトンをつなぐことができました。

 

予選Q2 天候:くもり 気温31℃ / 路温38℃

山本選手からバトンを受け取り、牧野選手がQ2を担当します。Q2へは3メーカーから均等に進出しており、どこがポールポジションを獲るのか全く予想できない状況です。牧野選手もコースオープンから2分後にコースイン。各車同じような周回数でアタックラップに挑みましたが、No.100 STALEY NSX-GTは1分46秒118で8番手となりました。

 

レース中のデータを計測

 

■8月28日(日) 決勝日■

決勝レース 天候:晴れ  気温30℃ / 路温40℃

昨日のような湿度はなく、涼しい風が吹き爽やかな朝で迎えた決勝日。しかし決勝前のスターティンググリッドが始まるころには日差しも強く、路気温ともに上昇していきました。今回もスタートドライバーは牧野選手が担当します。好調なスタートを切り、ポジションキープで走行を続けていきます。今回も2回のピット作業が義務付けられており、どのタイミングでピットに入るかが重要となってきます。No.100 STANLEY NSX-GTは1回目のピット作業までを他チームよりも長めに走行。30周が終わったところでピットに戻りました。タイヤ交換、給油作業を行いドライバーは山本選手に交代し、コースへ復帰します。しかしコースに戻った先にはマシンが多く走っており、なかなか自身のペースで走ることができませんでした。そのため、チームは予定よりも早くピット作業を消化する作戦へ切り替え44周目でピットに呼び戻しました。走行中に山本選手からタイヤの状態を無線で聞き取り、ピットイン直前でタイヤは無交換に決定。ピットボックスにタイヤは準備してあったものの、給油作業だけを行いすぐにコースへ戻しました。49周目には他車のクラッシュによるセーフティーカー(略:SC)が導入され、このSC前に2回のピット作業を終えているチームが有利な状況に。No.100 STANLEY NSX-GTもポジションアップに成功し、5番手で残り17周を戦います。その後前方の車両がペナルティを受け4番手に浮上。表彰台まであと1歩というところまで上がってきました。しかし、タイヤ無交換で走り続けたNo.100 STANLEY NSX-GTには状況が厳しく残り4周のところで先行を許してしまい5番手へ。このまま5番手でチェッカーかと思いきや、最終周で後方車両と争っているなかでバランスを崩しコースアウト。チェッカーを受けることができずに11番手でレースを終えました。マシンはタイヤバリアに埋もれてしまいましたが、幸い山本選手は自力で脱出し無事を確認できました。

 

走行中

 

次戦は9月17日(土)、18日(日)にスポーツランド菅生で行われます。今回はノーポイントで終えてしまいましたが、まだ残り3戦あります。ATJメカニックがマシンの修復に全力を注ぎ、次戦こそ上位を狙えるように準備して参ります!引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします。

 

ピット作業

 

鈴鹿サーキットらしい一枚