SUPER GT 2022 Rd.6菅生レポート

SUPER GT 500クラス

#100 TEAM KUNIMITSU

 

SUPER GT 2022  Rd.6菅生レポート

 

今シーズンも残り3戦となりました。前回の鈴鹿大会では最終周でクラッシュしてしまい、惜しくもノーポイントでレースが終了。ATJメカニックがマシンの修復を終え無事に今大会に臨むことができました。第6戦の舞台は宮城県にあるスポーツランド菅生です。これまで450kmのレースが続いていましたが、今回は300km。距離は短くなりますが、菅生は毎年「魔物」と表現されるようなアクシデントが起こりやすく、攻略の難しいサーキットです。しかし、TEAM KUNIMITSUにとっては過去にも好成績を残している相性の良いサーキットなので、ここでしっかり上位を獲得し、チャンピオンシップ争いに残りたいところです。

 

 

■9月17日(土) 予選日■

公式練習  天候:晴れ 気温24℃ / 路温30℃

青空が広がる予選日。午前中の公式練習ではいつも通り山本選手から走行を開始し、マシンの確認を行っていきました。菅生のサーキットは事前テストが行われないサーキットなので、菅生を走るのは1年ぶり。貴重なこの公式練習時間で予選・決勝に向けたセッティングの確認を行っていきます。後半は牧野選手もマシンに乗り込み、PIT作業練習も含め準備を行っていきました。

 

予選Q1 天候:くもり 気温24℃ / 路温34℃

Q1を担当したのは牧野選手です。No.100 STANLEY NSX-GTは予選時間開始2分後にコースイン。アタックラップに向けて周回を重ねます。4周目に出した1分10秒153のベストタイムが5番手となり、Q2へバトンをつなぐことができました。

 

予選Q2 天候:くもり 気温24℃ / 路温31℃

Q2は山本選手が担当しました。路面温度が少しずつ下がってきていましたが、山本選手も同じくコースオープンから2分後にコースイン。順調にタイムを上げていき、1分10秒166のタイムがベストラップとなり4番手でQ2を終えることができました。

 

 

■9月18日(日) 決勝日■

決勝レース 天候:曇り/雨  気温28℃ / 路温36℃

台風が近づいていることもあり、決勝日の天気は夕方から雨予報。この予報がどうレースに影響してくるのか、決勝前グリッドでは天気予報を何度も確認しながら話し込む選手やエンジニアの姿が見られました。前日の予選は4位でしたが、3位のマシンがペナルティによるグリッド降格となり、No.100 STANLEY NSX-GTは3番手位置からのスタートとなります。スタートドライバーは牧野選手です。牧野選手は好調なスタートを切り、オープニングラップで2番手に浮上しました。その後はトップを追いかける状態が続きます。12周を過ぎた辺りから予報ではまだ降る予定のなかった雨がポツポツと降り始め、だんだんと強くなっていきました。ウェットタイヤに交換するチームが出始め、TEAM KUNIMITSUもピットインを決断。15周終わりにタイヤだけ交換してコースへ戻しました。ピットインせずタイヤを替えないチームもあり、STANLEY NSX-GTは6番手を走行します。その後のFCY(=フルコースイエロー)のタイミングを利用してピットインするチームもあり、一時は4番手までポジションが戻りましたが、他メーカーのウェットタイヤのパフォーマンスが高くSTANLEY NSX-GTは徐々にポジションが下がってしまいました。そこで、ドライバー交代が可能となる29周には再びピットに戻し、タイヤ交換・給油・そして山本選手に交代しコースへ復帰します。その後もしばらくウェットでのレースが続きましたが、45周頃には徐々に路面が乾いていきドライタイヤでも走行できるくらいになっていきました。そこで48周目に3度目のピットインを行い、ウェットからドライタイヤに交換し引き続き山本選手がレースを戦いました。各車のピット作業が落ち着いた頃には10番手を走行。最後まで山本選手が粘り強い走りを見せ、最終的には8番手でフィニッシュすることができました。天候に振り回される難しいレースでしたが、しっかりとポイントを獲得してレースを終えることができました。

 

 

次戦はもう間もなく!10月1日(土)、2日(日)に九州・オートポリスで行われます。引き続きTEAM KUNIMITSUの応援をよろしくお願いいたします。